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本当に大切な人を ちゃんと大切にできる私に。

「理想の教育」が苦手だった理由。

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今年のGWはもっぱら読書。

 

気になった本を読んでは
気になった言葉やフレーズを書き留め
そこから自分の感情を探る。

 

飽きたり、疲れたりしながら、
そんなことばかりしております。

 

 

これがね、、幸せなんだけどね。

 

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今日はいつ買ったのか覚えてないけど
ちょっと別の視点も知っておこうと思って買ったけれど
なかなか読む気になれなくて、ひょっこり顔を出した、これ。

 

世界で大活躍できる13歳からの学び

世界で大活躍できる13歳からの学び

 

 

「別の視点」って表現を使ったのは、ちょっと理由があって


確かにあたしは、今の教育制度に対して賛成派ではないし
基本的に教育者って呼ばれる人たちが、昔も今も好きじゃない。

 

だけど、現場にいるからこそ、

 

そうなってしまうのもわかるし、

自分も同じように振る舞ってしまったり
同じような思考をしてしまっている
自分に気付いては、情けなくなったりもする。

 

じゃあ、だからといって、

 

今の日本の教育を真っ向から否定して

いわゆるグローバルな視点を取り入れた
アクティブラーニングだとか
個性を大事にした教育だとか
褒める教育だとか

そういうのも、なんかちょっと違うのよね。

 

というか、
そんな授業をしてる自分が思い浮かばないし


そういう教育改革的なものを叫んでる人たちって
キラキラ?ギラギラ?しすぎて
やっぱり、あんまりお近づきになろうとは思えなくて。。

 

というわけで、この本はあたしにとって「別の視点」なんだ。

 

そして、いわゆる「理想の教育」。

 

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あたしはこの「理想の教育」が、、「も」苦手なんだよね。

だからこの本も、あんまり得意なジャンルではなかった。
もちろん、納得することだって、たくさんあった。

 

例えば、

 

日本の教育が「知っている」を求めるもので
世界の教育は「理解する」を求めるもの

 

なんていう描写は
日頃ずっと感じてた言葉にできない違和感を
見事に表現してくれて、かなりスッキリした。

 

他にも、たくさんの言葉を書き留めた。

 

それと同時に

 

子どもたちの未来を考え、
本当に教育を変えようとしている想いに
そして、そんな人がいるってことに
安堵感を覚えたし、心から尊敬した。

 

 

でも、やっぱり”違和感”は、拭いきれなかった。

 

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だから、ひたすら、
書き留めた言葉とそこにある自分の想いと
向き合い続けてみた。

(時間を気にせず、没頭できるGW、ホントに幸せ、、♡)

 

そして、ようやく見つけた。

 

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それは、単なる「価値観の違い」

 

そして、それが、あたしが大切にしたいもの。

 

 

いわゆる今、「理想の教育」と言われている教育は 
楽しさを重視しているものが多いような気がする。

それは、今のSNS起業ブームにも似たところを感じてる。

 

勉強も、仕事も、人生も、
我慢して、苦労するものが当たり前だった昔。

そして時代は変わって


その対極というか個性や自由が注目されるようになって
今は何でも「楽しむもの」という考えがブームというか、

"正解"とされつつあるような気がする。

 

どうやら、あたしはそれが"苦手"だったみたい。

 

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確かにね、勉強も、仕事も、人生も
やらされじゃモチベーションは上がらない。

「楽しむ」ことって、大切だと思う。

 

だけど、なんでも加減も大切だと思ってて


あまりにも「楽しむ」ことにフォーカスを当てすぎると
「楽しもうよ」が「楽しめ!」に聞こえてくる。。

 

アクティブラーニングとか
ディスカッションとか双方向授業とか
おもしろいし、画期的だと思うれど、、

 

自分がもし生徒だったとしたら・・・やりたくない。笑

みんなでわいわい、がやがやよりも
自分のペースで黙々と、のんびりとやってたい。

 

だいたい、今の教育方法でも、上手くいってる子もいるし
新しい教育方法で、上手くいく子もいるだろう。

 

だから、どっちでもよくない?

 

てか、そもそも「上手くいく」ってなんだよ、って話。

 

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あたしがずーーっと
「理想の教育」ってものに感じてた"違和感"は
「今の教育はダメだから、こうするべき!」っていう
決めつけ感なんだと思う。

(もちろん、提唱してる人たちにそんなつもりがあるかどうかはわかんないけど)

 

要するに、


たとえどんなに"いい"と言われる教育をしようと
1人1人違うわけだから、反応は違って当たり前なわけで。

 

別に、勉強が教育が楽しくある必要はない。
もちろん、楽しくてもいいんだけど。

 

 

結局、「自分はどう感じて、そして、どうするか」

 

あたしは、英語が好きだし、
こうやって教育について考えるのも好き。

 

だけど、それは生徒たちには関係なくて
ただあたしが好きだから、楽しいからやってるだけ。

 

そのうえで、
生徒1人1人の「感じたこと」を大切にできる教育が
できればいいかな、と思う。
そのやり方は、これからやりながら考えてく。

 

それが"あたしにとって"の「理想の教育」

 

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この本があたしに気付かせてくれたのは

「自信や確信は、ときに押し付けになりうる」

って、ことなのでした。