「今」という『自分』を認めるということ。
今日は1日、夏期講習のテキスト案を考えていた。
いつもは高3だけなのだけれど
今年は、学年も、内容もバラエティーに富んでいる。
それでも、何か1つ
自分の中でテーマが欲しくて、ずっとそれを考えていた。
正直、そんなもの考えずに
点数を取らせることにだけ集中すれば楽なのだけれど
それは講習に限らず、日頃の授業でも同じで
どうしても、したくない。
わかりやすくて、おもしろくて、
点数に直結する授業。
それが塾講師が行うべき"理想の授業"なのだとずっと思ってきた。
実際、そうなのかもしれない。
けど、そんな授業をしようとすればするほど
気持ちが冷めていってしまう。
点数を上げることには興味がないし
強制や1から10まで面倒を見ることも好きじゃない。
性格だって、人見知りで、1人の時間がすごく大切で
ずっと人といると疲れてしまう。
もしかしたら、塾講師には向いてないのかもしれない。
(そう思い悩むことがまだ今も度々ある)
でも、
それが『あたしだから、しゃーない』
今はそう思うようにしている。
だいぶ、話がそれてしまったけれど
この感覚こそが、あたしが伝えたいことで
それこそが、一般的な塾講師像とはかけ離れているあたしが
何度も悩み、凹み、上司やほかの先生に助けられながら、
塾講師をしている理由の1つだと思っている。
「今」という『自分』を認めること
そして、そんな自分を認めた先にある無限の可能性
あたしは、それを生徒たちに伝えていきたい。
勉強をただの「しなきゃいけないこと」や
「点取りゲーム」にしてしまうのは、もったいない。
勉強や受験をきっかけに
自分の人生を自分でつくることを体感して欲しい。
これこそが
あたしが「今」という『自分』を
認めたからこそ、出てきた答えだから。
というわけで、今年の夏期講習のテーマは
「今」という『自分』を認める
どんなテキスト、授業になるんだろう。
正直、全く予想はつかないけれど、ひとまずやってみるのみ。