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日常で感じたことを 感じたままに綴るブログ。自分の心に。誰かの心に寄り添いながら。

December...

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「他人の不安や迷いが好きだ」


日々、不特定多数の人の目の前に自分を晒して、
それと同時に不特定多数の人間に一挙一動を監視されている有名人や芸能人がもし、
そんなことをブログやTwitterに書こうものなら間違いなく、

"炎上マーケティング"とやらが成功してしまいそうなこの台詞。


一方で、あなたのよく知る友人が急にそんなことを真顔で言い始めたりなんかしたら、
あなたは血相を変えて、その友人の精神状態を心配するかもしれないし、

もしかしたら、そんな変な人とは距離を置くことを決めるかもしれない。


いずれにせよ、私は有名人でも、あなたの友人でもないので
心置きなく、公言することができる。


「私は、他人の不安や迷いが好きだ」

 

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そうは言っても、残念ながらこれから先、
反社会的で、過激な趣向を書き連ねていくわけでもない。

表現こそ過激かもしれないが、
いたって健全な思考だと自分では思っている。

振り返ってみれば、
少なくとも物心ついたときにはもうすでに
この思考は、私の中に存在していた。

おそらく、生まれ持ったものなのだと思う。

とはいえ、その頃から自覚していたわけではなく
自覚したのは、本当についこないだのこと。

  

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12月。

師走とも呼ばれる1年最後の月。
1年の中で、私はこの月が1番、「自分」を感じられる。

街はクリスマスムード一色で、いたるところにイルミネーションが光り、秋から冬へと徐々に冷たくなる空気の、あの凛とした感じと星空の美しさがたまらない。

そんな風に季節を感じられるからでもあるけれど、
それとは別に、もう1つの理由がある。

 

それは「センター試験まで、約1ヶ月」ということ。

祝日や大型連休は関係なし、勤務時間も特殊で
基本的に世間と隔離されていると揶揄されがちな私のいる塾業界も
師走という点に関しては、世間と足並みをそろえることになる。

いわゆる「受験シーズン」だ。

特に高3生メインで担当している私にとっては
ここが1番の山場となる。

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この時期、指定校や推薦入試で一足先に受験生を終える子もいれば、
不合格という現実を突きつけられる子もいる。

一般入試組にとっても、
どこか先の話だった受験が、センター試験までの日数が
40を切ったあたりから、いよいよ現実味を帯びてくる。

同じ教室で、同じ授業を受け、同じテストに向けて勉強し、
同じ「高校生」だったクラスメイトたちが、自分が経験しないことを経験していく。

そうやって、共感できることが少しずつ減っていく。

高校生という同じ人間の集まりだと思っていたクラスが、
実際は、全く別の人間の集まりだったことに気付き、

孤独と耐えがたい不安に襲われる。

少し残酷だけれど、自分をしっかりと持った大人になるには、
それもまた必要な孤独や痛みだと、私は思う。

 

周りと自分を比較し、否が応でも
クラスメイトや友人との「違い」を感じる。

そしてその結果、これまで見ないようにしてきた
不安や迷いが顔を出し始める。

もちろん、その種類も度合いも様々で、
同じ不安や迷いなど存在しないし
それを口に出す子もいれば、出さない子だっている。


そして、口に出す出さない関係なく、
毎年この月になると、どんなに気丈に振る舞おうとも
私には1人1人の全身から、強い不安や迷いが伝わってくる。

 


そうやって日々、生徒たちの不安や迷いを感じながら、
私は少し、ランナーズハイに似たような感覚に陥るのだ。


「いよいよか」

 

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私はどちらかといえば、多感なほうで、
だからこそ、人がたくさんいるとすぐに疲れてしまう。

その人たちが抱く感情が強ければ、尚更。

ただ、今こうして生徒たちが抱く不安や迷いは違う。


最終的に、そこを乗り越えるのは本人たちだけれど

おそらく、それを乗り越えていくための手助けが
私にできると確信しているからだろう。


よく「心、読みました?」なんて言われることがあるくらい
生徒たちの抱える不安や迷いが手に取るようにわかる。

そして、だからこそ、それに寄り添うことができる。

さらに、これまでそうやってこの12月を一緒に過ごしてきた
生徒たちを通して培った単なる点数稼ぎではない
メンタル面からのアプローチも兼ね添えたセンター英語を教える技術がある。

それが存分に生かせるのが、この12月なのだ。

もちろんそれは、魔法でもなんでもないし、
人間同士のことなので、絶対なんてことはありえない。

それでも、私はこの12月に生徒たちが抱える不安や迷いの先に、
確かな未来を感じている。

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これまで経験したことのない不安や孤独に押しつぶされそうな中、
必死に自分と闘おうとしている生徒たちが
ひと周りも、ふた周りも成長した未来を

私はそこに、感じずには、いられない。


人の抱える不安や迷いの先には、必ずその人が心から望む未来がある。

そしてその未来のために、
私自身にできることがあると感じられたとき

私は、最高に生を感じることができる。
自分自身がこのために生きていると強く、実感できる。


だから、私はやっぱり、

 

「他人の不安や迷いが好きだ」

そこには私の生きがいと、
その人の心から望む未来が詰まっているから。