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本当に大切な人を ちゃんと大切にできる私に。

Love

さよならの先に

身体の芯まで凍えてしまいそうな夜。 寒いのは得意ではないけれど、手袋があまり好きでない私は、仕事からの帰り道、ボルドーに彩られた冷たい指先を温めながら1人、寒空の下を歩く。こんな日の夜空は、なんだかいつもより少し高く思えて 、寒さで澄んだ空…

寂しさと、ほんの少しの幸せと

部屋の明かりを消して目を閉じれば、あなたと初めて眠った日のことを思い出す。 炊き込みご飯を作れば、いつもはお米はそんなに食べないくせに、美味しいとあなたがおかわりをしていた姿を思い出す。 ふと街中で、あなたと似た香りがすれば、1日シャワーを…

鳴らない、携帯。

「また今日も来ない…」 鳴らない君からのLINEの通知に、というよりも来ないとわかっていながら期待することをやめられない自分自身に 今日もまた落胆している。 「もう、どうでもいいってわけ?」 そうやって何度も何度も期待を裏切られ続ければ自然と不安や…

ラブソングなんて、いらない。

いつからかさっぱり聴かなくなったラブソングが聴きたくなって、久々の美しい旋律に浸りながら、これを書いている。 今日は、「君と最後の日」 ついに来てしまったこの日に、見えない未来に、それでも、いつもと何一つ変わらない君に、 不安を感じてしまえば…

恋をするということ

「もっと早く出逢えていたら…」なんて、まるでどこかの恋愛映画のような台詞を電話越しに君が残すから、その先が気になって仕方ない。 飲み込まれてしまった先に、一体どんな未来があったのだろう。君が見ている未来に、私の居場所はあるんだろうか。君との…

表現することは、愛すること。

仕事が秋休みに入ったこともあり相変わらず、スローペースな日々を送っている。 空が徐々に色付きはじめ、まだ街は眠っている頃一応、かけておいたアラームを止める。 少し起き上がってみるけれど結局、部屋の寒さとベッドの温かさのコントラストを感じなが…

My Life is ...

少しスローペースな日。 けれど頭の中は、あなたのことでいっぱい。会った次の日は、いつもそう。 そうやって、あなたがくれた幸せの余韻に浸る。 この幸福感が私の感性を刺激する。 次々と言葉が浮かんでは、消えていく。それはシャボン玉が一瞬で消えてし…

かたちあるもの

ずっと秋が苦手だった。だって、あなたがいなくなってしまった季節だから。 街の空気が少しずつ冷たくなっていくのを感じる度、自分のしてしまったことの重さを思い出しては、たまらなく後悔する。 私にとって秋は、そんな季節だった。もう、あの日から12…

「証」なんて、なんの意味もない。

昔、初めてペアのネックレスを貰ったとき、たまらなく嬉しかった。 まだお互い学生だったから高いものではなくてお風呂に入るとき以外はずっと身につけていたから少しずつ少しずつ、塗料がはがれていってしまったけれど、 なんだかそれさえも、嬉しかった。…

まじで僕に、愛される気あんの?

ここ最近、毎日聴いている曲がある。 あいみょんという少しふざけているような名前のアーティストの『愛を伝えたいんだとか』という曲。音楽アプリでたまたま聞いて以来、何度も何度もリピートしている。 タイトルはその曲の歌詞の一部なのだけれど、この一…

「わかりあえない」からこそ、愛おしい。

唐突だけど、決めつけられるのが嫌いだ。 よく「あなたは、○○だからね」と言ってくる人に出会う。 彼らはさも「私はあなたのことをわかっている」と言いだけにその台詞を言ってくるのだけれど、だいたいそういうときはいつも、外れている。たぶん、彼らは色…

矛盾だらけの、愛。

四六時中、誰かのことを想う人生も素敵だと思う。 でも、 あたしはそんな生き方は選びたいとは思わない。だから恋をするといつも振り回されるより、振り回す人になりたいと思う。 でも、 そんなことを思っている時点でもう既に、振り回されていて、自分がめ…